脱炭素化に向け、サーバーを冷却するための消費電力を削減
日本フォームサービス株式会社は、2021年6月21日にKDDI株式会社、三菱重工業株式会社、NECネッツエスアイ株式会社の3社からニュースリリースされました『KDDI、三菱重工、NECネッツエスアイ、液浸冷却装置の活用および小型データセンターの実現に向けた実証実験を開始』への協力企業として参画します。
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/06/21/5196.html
当社は2018年より、基本戦略の1つとして「次世代データセンターファシリティへの対応強化」を掲げており、デジタルトランスフォーメーション時代のシステム構築の為の設備として液浸冷却装置の開発、製造、展開を進めてまいりました。こうした経緯から、この度、事業開発パートナーとして、本実証に参画する運びとなりました。
長きにわたりIT機器用筐体の製造を続けさせて頂いた当社はこれまでに培ってきたノウハウを最大限に発揮し、主要各社と協業しながら、本実証を通じて、国内のデジタルトランスフォーメンション(DX)の発展とともに、地球環境保全を目的とした消費電力削減および脱炭素化の取り組みとして、液体でサーバーを冷却する液浸冷却装置を活用し、国内における社会実装を目指していきます。
【本実証について】
1.実証期間
2021 年 6 月 21 日から 2021 年 12 月末を予定
2.実証内容
(1)冷却効率の向上
・冷媒冷却用ラジエーター、外気冷却機構を国内メーカーと開発し、さらなる排熱処理能力の向上と省電力化を実現します。
・日本の厳気象などを想定して、冷却能力が十分に機能することを確認します。
(2)小型データセンターの実現
・液浸冷却装置(液浸装置+ラジエーター)、外気冷却機構一式を小型コンテナに実装します。
・実装設計や小型装置の開発など、さらに小型なデータセンターの成立性を検討します。
(3)社会実装に向けた課題の洗い出しと解決策の検討
・設置環境での外部影響を評価します。
・製品化時のコスト見積および商品性を検討します。
・準拠すべき法令・規制の洗い出しと適用に向けた課題解決を施し、国内認可をゴールとします。
3.参画企業
主要企業: KDDI / 三菱重工 / NECネッツエスアイ
協力企業:当社を含む16社